ラティーナは、マカの機能性研究にて行った臨床試験において、更年期女性の睡眠の質を改善する効果を確認し、その研究成果をまとめた論文『マカエキス末の摂取が健常な更年期女性の睡眠の質に及ぼす影響:ランダム化プラセボ対照並行群間比較試験』が2025年1月応用薬理誌に掲載されたことを発表した。
今回の試験結果から、マカエキス末含有食品を摂取することによって、更年期女性の睡眠の質におけるOSA-MAの「疲労回復」、更年期症状におけるSMIスコアとその一部である「ほてり」、「頭痛、めまい、および吐き気」の自覚症状が改善することが示唆された。
■研究内容
自然閉経後3年以内の女性58名を対象に、1日1回の8週間の摂取によるランダム化プラセボ対照並行群間比較試験によって検証した。解析対象数はマカ群29名、プラセボ群28名、年齢は46~55歳。
摂取8週において、マカ群は
・睡眠の質の指標であるOSA-MAの「疲労回復」
(マカ群17.2±5.9; プラセボ群15.0±4.5; P=0.040)
・更年期症状の指標であるSMIスコア
(マカ群38.7±12.0; プラセボ群45.4±13.1; P=0.036)
・SMI下位項目の「顔がほてる」「頭痛、めまい、吐き気がよくある」
(マカ群:両項目とも中央値0.0、プラセボ群:両項目とも中央値3.0 それぞれP=0.038、P=0.047)
で、プラセボ群と比較して有意に改善した。
また、試験期間中に試験食品の摂取に起因する有害事象は確認されなかった。