―食品の信頼性回復に不可欠な印字装置・印字検査機の動向―
BSE問題の発生以降欧米を中心に注目され、日本でも産地偽装表示や消費期限虚位表示などが社会的問題となる昨今、食品工業における品質管理システムやトレーサビリティの導入は、もはや避けて通れないものとなってきている。
そんな中、加工食品品質表示基準の一部改正が平成20年7月31日までの移行期間を経て改正されることもあり、2次元コードやラベル、印字装置および印字検査機など履歴明確化のための資材や機器は、品質管理システムの構築を図る上でプレゼンスを一層高めている。
本稿では、グローバル化する食品事情や生産・加工方法の複雑化といった現状をかんがみ、トレーサビリティシステムをはじめとする生産/流通管理システムの構築において鍵を握る各種コードや、精密性、正確さ、鮮明さに加え、簡易操作性や環境配慮の対応が進む印字装置や印字検査機などの表示・記録関連技術などを紹介していく。
【主な装置取り扱い企業】
イーデーエム
紀州技研工業
マークテック
ユニオンコーポレーション
日制システム