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【12月号特集】食品産業の分離・ろ過技術

食品膜・分離技術の現状と展望

 食品膜・分離技術研究会会長、東京農工大学 客員教授  渡辺 敦夫

MF膜による無菌化濾過食品の開発

 (株)トライテック  原田 三郎

膜による新食品開発―最近の話題

 (株)加藤美蜂園本舗  伊藤 新次

製造プロセスおよび環境対策で用途広がる分離・ろ過技術

 分離・ろ過ソリューションサプライヤーの製品・技術動向


主な内容
●食品膜・分離技術の現状と展望
はじめに
1.膜・分離技術の動向
2.食品産業における膜・分離技術の位置づけ
3.食品産業で利用される分離技術の現状
   (育児用粉乳の製造、醤油の製造)
4.膜・分離技術発展の方向
おわりに
●MF膜による無菌化濾過食品の開発
はじめに
1.膜の除菌性能
2.食品除菌の課題
3.MF膜での除菌コスト
4.無菌化濾過の工程管理
おわりに
●膜による新食品開発―最近の話題
はじめに
最新の膜技術
 膜装置のサニタリー性
 MF、UF膜について
 NF膜について
おわりに
●製造プロセスおよび環境対策で用途広がる分離・ろ過技術
分離・ろ過技術は、飲料や乳製品をはじめ、糖類、発酵食品など、食品産業の様々な製造プロセス・高付加価値素材の研究・開発分野で使用されており、目的成分の分離抽出、回収、精製のほか、微生物の除去や異物除去・除菌目的などでも幅広く利用されている。ここ数年は、市場が拡大傾向にある健康・機能性食品素材や新素材開発で高度な分離・ろ過技術に対するニーズが高まり、テスト依頼は増加の一途をたどっている。また、最近では水質総量規制や食品リサイクル法の施行に伴い、排水処理分野等の環境対策としても用途が広がっている。本稿では、食品の製造プロセスや新規素材の研究・開発、環境対策などでの用途開発が進む各種膜・フィルター、クロマト分離、遠心分離機など分離・ろ過技術の最新動向を探る。
■食品産業に貢献する有力分離・ろ過関連企業■
●各種膜システム・フィルター
旭化成ケミカルズ
インベンシスシステムス日本APV
クラレ
セルガード
日本ドナルドソン
ユアサメンブレンシステム
●イオン交換膜
AGCエンジニアリング
●金属フィルター
荒井鉄工所
東京特殊電線
●セラミック膜フィルター
ノリタケエンジニアリング
大川原製作所
●イオン交換樹脂・クロマト分離
日本錬水
●遠心分離機・デカンター
IHI
アルファ・ラバル
ウエストファリアセパレーター
巴工業

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