緑茶は日本人にとって最もなじみ深い食材の一つといえる。世界的にも機能性食品として認知が進んでおり、高い抗酸化力を持つ素材として注目されている。しかし、人々の茶葉(急須)離れは進み、高い成長率で拡大を続けてきた緑茶飲料は整腸が鈍り始めた。
飲料各社はハイグレード品の投入や、緑茶以外の健康茶素材を使った製品上市などで、多様化する茶飲料市場の起爆をを試みている。抹茶市場は好調傾向が続き、抹茶配合製品は菓子・飲料など一般加工食品だけでなく、カフェ・アイスクリーム店など飲食店でも定番化が進んでいる。健康茶は糖尿病や肥満、アレルギーなどに対する機能性研究に基づいたエビデンス重視の提案がなされている。
本稿では、茶関連の素材についての動向と、飲料茶受託企業の動き、さらに茶関連機器を紹介する。
<主な茶素材取り扱い企業>
あいや
葵製茶
カワサキ機工
木長園
佐藤食品工業
太陽化学
タマ生化学
常磐植物化学研究所
ファイナール
丸善製薬
三菱化学フーズ
銘葉
未分類
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