相次ぐ産地・原材料、賞味期限偽装の発覚で必要性高まる
2007年は、年初の不二家の不祥事を契機として食の安心・安全を揺るがす不適正表示、が相次ぎ、食品メーカーの安全性に対する認識の甘さが露呈した。こうした中で、食品製造に関わるデータ化・システム化の必要性が改めてクローズアップされている。Food ITソリューションの導入が、不適正表示の抜本的な対策にはつながらないものの、導入企業の安心・安全に対するマインドは相対的に高く、安全性に対する企業姿勢のメルクマールとなっていることは明らかだ。また、原材料の高騰、エネルギーコストの上昇等により食品業界では“IT”をキーワードに、安心・安全の確保のみならず、経営の合理化・効率化、商品開発力につながる生産管理・品質情報管理、あるいは製品・成分規格(仕様)書、研究・商品開発支援ツールに対するニーズが急速に高まっている
本企画では、食の安全・安心の確保はもとより生産性の向上、経営の効率化を実現する生産管理システムを始めとするFood ITソリューションの最新動向を紹介する。
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