食用色素は消費者の健康志向を反映して、合成系の色素から天然系色素への流れが進み、さらに安定性が高く発色の良い天然色素製剤の開発がここ数年進んできた。
最近は食品市場全体の伸び悩みも影響し、食用色素市場は成熟市場に達したとされる。そのような中で食品色素サプライヤー各社は、色と健康機能を併せもった素材の開発や独自技術を駆使し、安定性、発色性を高めた製品開発に注力している。
食品色素市場は、原料・原油価格の高騰による資材・輸送コスト、人件費などの上昇で他の市場同様厳しい状況にあるが、価格改定への動きは他の市場と比べるとなかなか進まないようである。
本稿では、天然色素市場の現状と、サプライヤーの動向についてみていく。
主なサプライヤーは下記の通り。
<主なサプライヤー>
葵巳化成
グリコ栄養食品
神戸化成
三栄原エフ・エフ・アイ
セティ
タイショーテクノス
タマ生化学
日農食品販売
日本カラメル工業会
天野実業
池田糖化工業
昭和化学工業
仙波糖化工業
森田フードシステム
日本葉緑素
保土谷化学工業アイゼン事業部
三井製糖
三菱化学フーズ
ヤヱガキ醗酵技研
理研ビタミン
未分類
【市場動向】食用色素の市場動向
- 「食の安全カンファレンス」-無料オンラインセミナー 11/28開催 2024年11月21日
- ゲノム編集技術を用いた新たな食品の開発ー(地独)東京都立産業技術研究センター主催の無料オンラインセミナー12/9開催 2024年11月20日
- 東洋新薬 品質保証体制強化―トレーサビリティ大幅向上、異物混入リスク軽減 2024年11月14日
- 人の手や口に直接触れる紙器に適した除菌・ウイルス除去コーティング剤 2024年11月13日
- 全国大麻商工業協議会が「大麻・CBDビジネス」オンライン説明会を開催 2024年11月12日
- 常磐植物化学研究所、植物化学シンポジウムを共催、第2回松尾仁賞 授与を予定 2024年11月11日
- 中性脂肪抑制や肥満予防で注目の米ぬか由来素材 2024年11月8日
- 水溶性こんにゃく由来グルコシルセラミドを開発、上市 2024年11月7日
- 弾力性とゲル強度を併せ持ったユニークな植物たん白素材-キャノーラプロテイン 2024年11月6日
- フッ素化合物を含まない食品器具用コーティング剤を開発 2024年11月5日