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ナットウキナーゼ・血栓予防シンポ -正常値内での血栓溶解に特異性-

日本ナットウキナーゼ協会(大阪市中央区、06-4796-7111)は先月30日、川崎市スポーツ文化総合センターホールで「血栓症予防啓発シンポジウム―人生のリスク“血栓”に打ち勝つ健康習慣、脱水による脳梗塞が多発する夏に備えて」(共催:読売新聞社広告局)を開催した。

健康産業新聞1646号_ナットウキナーゼシンポジウム2018

会場には2,000人以上の聴講者が集まった

冒頭、同協会の目黒明彦会長が登壇し、協会活動について説明。「現在、協会では、国内外合わせて93社(国内61社、海外32社)の会員がおり、ナットウキナーゼの正確な機能性の周知、会員企業の製品普及、広報活動に取り組んでいる」とし「厳格な品質基準を満たした協会公認のJNKAマークを商品選択に活用してほしい」と話した。国内外での人気向上に伴い、模倣品が市場に増え、消費者の混乱を招いている現状に対して引き続き厳正に対処していく。

続いて、東京医科大学健康増進スポーツ医学分野の浜岡隆文主任教授が「溶かすチカラをつけて夏の脳梗塞・心筋梗塞を防ごう」と題した基調講演を行った。同氏は日本人の死因の1/4 が血栓症によるもので、脳梗塞は9 %と減少しているが、心筋梗塞16%と癌に次いで高い割合を示していることを紹介。年齢別の発症者では65歳以上で820.1万人と断トツだが、35~64歳でも150.8万人と増加しており、若い時から予防意識を持つ必要性を訴えた。

栄養改善については、血液を凝固させるビタミンK 2を含まず、正常な範囲内で血栓を分解するナットウキナーゼの特異性について言及。ヒト試験でのエビデンスから「ナットウキナーゼ1回の服用でも血栓溶解の効果を発揮、健常者が服用した場合にも効果を発揮した」と紹介した。

血栓病経験者を交えたトークコーナーでは、アナウンサーの中井美穂さんが登場。経験者から脳梗塞の発症時の状況、治療体験などが紹介された。聴講者からは「自分は大丈夫と思っていたが、日々の生活習慣、食生活を改善したい」との声が聞かれた。日本ナットウキナーゼ協会では、今後も消費者への啓蒙活動を進めていく。

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本記事は「健康産業新聞 1646号」に掲載。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50頁)定期購読のお申し込みはこちら

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