沖縄健食市場
原点戻り、新ブランド構築へ
地域活性化の成功モデルとして各都道府県から熱い視線が注がれる沖縄健食市場。平成19年の県内健康食品出荷額は136億円(前年比増減率94.1%)で、ピーク時の7割程度にととどまった。こうした中、自社ブランドの育成、生産・販売・研究を分担した事業展開、一般食材と連動した販売戦略など、各社、沖縄ブームに左右されない独自戦略を打ち出し、V字回復に向けた取り組みを急ピッチに進めている。また、香港をはじめとしたアジア市場の販路拡大や、クヮンソウ・長命草など、ウコンに続くヒットを予感させるポテンシャルの高い機能性素材が台頭するなど、明るい材料も出てきた。県も観光産業や沖縄スパとの連携・強化を図り、多方面から支援体制を敷く。新生・沖縄健食市場をレポートする。