厚労省・北島氏らがアガリクス問題で講演
厚生労働省新開発食品保健対策室長の北島智子氏は先月22日、東京ビッグサイトで開かれた健康博覧会2006の「アガリクス問題緊急セミナー」で講演し、一連のアガリクス問題について、発がん促進因子として疑われているアガリチンにターゲットを絞った調査研究を進め、今月中に今後の見通しを示したいとした。また同セミナーでは、昭和薬科大学病態科学教室教授の田代眞一氏が、生薬研究の視点からアガリクスの毒性問題について解説。「健康食品や漢方薬などの使用中断は、リスクとベネフィットを勘案し、適正に判断されなければならない」とした。厚労省は先月20日、食品安全委員会に食品健康影響評価を依頼した3製品のうち、2製品について、事実上の安全宣言を出したが、売上減や商談中止などの被害はアガリクス市場全体に及んでおり、早急の原因究明とともに、風評被害を防ぐ対策も急務となっている。
行政・業界ニュース
アガリクス2製品に事実上の安全宣言
行政・業界ニュース
- 【Breaking News】米国最大の自然食品展示会「NaturalProducts Expo2025」開幕
- 第43回健康博覧会 「乳酸菌」「水素」「機能性表示」などトレンドに
- 受託企業の業界団体「日本健康食品工業会」設立
- 健康食品産業協議会、賀詞交歓会に200人
- 機能性表示食品の届出等で告示案、4月施行へ
- 機能性表示食品などで説明会 サプリ形状の届出でフローチャート
- 「栄養素等表示基準値」改正へ ビタミンDは5.5→9.0μgに カルシウム等も見直し
- 【新年特別号】健食市場、5%減の1兆2,500億円に
- 24年健食受託調査 回答130社 増収5割も、「経営良好」は2割に
- 微生物等原材料で新指針、意見募集を開始