本紙調査によると、2020年度の青汁製品市場(グリーンスムージー含む)は、前年比102%の推計1,071億円(小売ベース)と、3年ぶりに回復した。要因は新型コロナ禍での国民の健康意識の向上。食生活を見直す動きの中で、野菜不足の解消、腸内環境の改善、免疫力アップといったニーズが青汁製品の市場を押し上げた。なかでも乳酸菌配合の青汁製品の動きが総じて好調だった。販売企業からは「青汁製品の市場ポテンシャルはまだまだある」と聞かれる一方で、製品数の増加を受けて店販・通販ともシェアの奪い合いが見られるなど、ますます差別化が求められる状況に。こうした中、ドリンク青汁の伸長が今後の青汁製品市場にどのような影響を与えるか。今期の動向に注目される。
青汁製品、店販のシェアが年々拡大傾向
本紙編集部では1月中旬~2月上旬にかけて、青汁製品の原料サプライヤー、受託加工・製品メーカー、販売企業を対象に取材およびアンケート調査を実施。
2020年の青汁製品(グリーンスムージー含む)の市場動向をまとめた結果、2020年度の青汁製品の市場規模は、前年度比102%の推計1,071億円となり、3年ぶりに回復に転じたことがわかった。
青汁製品が好調だった要因は、新型コロナ禍における消費者の健康意識の向上が挙げられる。
在宅勤務が定着する中で食生活を見直す人が増加、野菜不足の解消や腸内環境の改善、免疫力アップといった目的で、青汁製品が受け入れられたもようだ。なかでも各社、乳酸菌を配合した青汁製品の売れ行きが伸長した。
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