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米国ナチュラルプロダクツ展、2,700社出展 プラントベースの提案活発化

米国最大規模の自然食品・健康食品見本市「Natural Products EXPO WEST2022」が3月8日~12日、アナハイムコンベンションセンターで開催され、約2,700社が出展した。新型コロナウイルス感染症の影響で一昨年は中止、昨年はオンライン開催であったため3年ぶりのリアル開催。会場には6万人近い来場者が参加した。トレンドとなっているプラントベース食品のほか、CBDやアシュワガンダ、ヤマブシタケを利用した商品、サステナブルな製品などが提案され、活況を呈した。

3 年ぶり会場開催、6万人来場 日系企業の出展も

インフォーマグループのニューホープネットワークの主催で行われた同展示会は、今年で41回目。2020年は新型コロナの影響で開催日直前に開催中止の判断となった。

2021年は新型コロナ対策を優先しオンライン開催となったため、今回、3年ぶりのリアル開催となった。カリフォルニア州ではマスクの着用義務が解除され、マスク無しで参加する人が多くを占めた。

ニューホープネットワークのCarlottaMast上級副社長は「本展示会でコミュニティを再び形成できたことは、健康の未来を形作るための重要なマイルストーンとなった」とコメントした。

会場はテーマごとに、「ホットプロダクツ」「ライフスタイル」「サプリメント」「ナチュラル&スペシャリティフーズ」「オーガニック」の各ゾーンに分けられ、自然食品や有機食品、サプリメント、飲料などが展示され、最先端のイノベーションに触れるイベントとなった。

日系企業では、Mizkan、伊藤園、オタフクソース、三島食品、万田発酵、サン・クロレラなどが出展。米国で人気となっている「抹茶」や「ユズ」といった日本発の素材を活用した製品も数多く展示された。

「サプリメントゾーン」アシュワガンダ、ヤマブシタケなどに注目

現地視察を行った米国在住の流通ヘルス&ビューティコンサルタント、五十嵐ゆうこ氏は3月29日、インフォーマグループが運営するジャパンメイド・ビューティ研究会主催のオンライン報告会で講演し、イベントのリアルな様子を業界関係者らに紹介した。

同氏は、今回の展示全体を通して最も目立ったテーマは「プラントベース」と報告。出展社の1割以上がプラントベース製品を展示するほどだったとした。注目の新製品・技術を集めた「ホットプロダクツ」ゾーンでは…

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