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関節・美容系で伸長、SDGsの認知拡大も コロナ禍でもサプリ・コスメで採用拡大(特集/プロテオグリカン)

関節系サプリを中心にプロテオグリカンの採用が拡大している。原料は、北海道産サケ鼻軟骨由来を中心に、サメ軟骨、イカ軟骨由来などが流通。関節・美容系のデータが豊富なだけでなく、体感性の高さや、SDGs対応素材としても評価され、コロナ禍においても市場拡大が継続している。機能性表示食品では、新たなヘルスクレームも登場し、プロテオグリカンを関与成分とする機能性表示食品は、昨年の47品目から80品目(5月末時点)と急増している。

原料本格供給開始から 12年、市場拡大続く

プロテオグリカンは、プロテイン(タンパク質)とグリカン(多糖)の複合体で、コラーゲンやヒアルロン酸とともに、人間を含む全動物の軟骨や皮膚などに豊富に存在し、細胞と細胞の間を埋めて固定化する役割を担い、足りなくなると肌のシワや関節痛などが誘発される。

コロナ禍においても市場拡大を続ける背景には、関節・美容系のデータが豊富な点や、高い体感性を有することが評価されている。“グラム3,000万円”の研究試料として“夢の機能性成分”だったプロテオグリカンは、2000年に青森県の産学官で世界初の量産化技術が確立され、2010年に原料供給が本格化して以降、健康食品や化粧品でブレイク。市場拡大は継続している。

近年は国産サケ鼻軟骨の再資源化に成功したSDGs対応素材としても認知拡大が進んでいる。

機能性表示食品80品目、新ヘルスクレームも

プロテオグリカンの機能性表示食品の受理数は累計80品目(5月末時点)と1年で33品目増加。アストリム、ファンケル、ディーエイチシー、フォーデイズ、えがお、皇漢薬品研究所のほか、化粧品を主力とする資生堂、新日本製薬、アテニア、ノエビア、加工食品の王子サーモン、ドリンクメーカーのダイドードリンコなど大手有力企業が展開している。

新たなヘルスクレームも登場しており…

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