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サプリメントのAD認証や分析機関の利用増加(特集:アンチ・ドーピング)

アスリートのサプリメント摂取率が増えている。アスリートは、筋力の維持・向上や疲労回復など、パフォーマンス向上のために、プロテイン、HMB、ビタミンなどサプリメントを使用する一方、摂取時には、ドーピングに細心の注意を払わなくてはいけない。日本アンチ・ドーピング機構(JADA)が公表する日本人のドーピング違反者は減少傾向に転じている。こうした背景には、スポーツ業界がドーピング撲滅に対して啓発していることや、製品の安全性を検査する第三者機関によるアンチ・ドーピング(AD)・プログラムやそれを取得する企業の役割も大きい。アンチ・ドーピングはクリーンなイメージが高く、アスリートだけでなく一般消費者に向けて製品の安全性をアピールする手段としても活用されている。スポーツニュートリション製品にアンチ・ドーピングの対策がますます重要になっている。

自然由来成分にも
ドーピング成分の危険性

 スポーツニュートリション市場が拡大すると共に、アンチ・ドーピング(AD)に対する注目が年々高まっている。オリンピックなどの国際競技だけでなく、野球やマラソン、ラグビーなどの国内プロスポーツ分野では、年々ドーピングに対する取り締まりが厳しくなっている。アスリートにとってドーピング違反は、体調管理と共に最も気を付けないといけない。様々な製品が市場に出回る中、アスリートが安心して使用できる製品は多くはないという。あるスポーツファーマシストによれば、「アスリートが大丈夫と思っていた自然由来の製品で禁止物質が検出されることも多い」という。仮に、ドーピング違反をした場合は、大会への出場はもちろん、社会的な地位の低下や競技を継続することすら困難な状況に追い込まれる。・・・

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