特集

【吸収性向上素材・技術】吸収性向上で「サプリ力」強化

吸収性向上素材・技術は「体感性アップ」「コスト削減」の両建てを実現することから、サプリメントのエンハンス開発に欠かせないパーツになっている。素材分野では、(発酵、還元型、微粒、乳化、酵素処理など)有効成分の吸収性を高めたオリジナルバルクや、主剤の吸収性をサポートする機能性素材のための機能性素材がある。技術分野では、ナノリポソーム、フィトソーム、コーティングビーズ、高分散型ソフトカプセルなど、独自技術を活用することで、有効成分の高吸収を訴求するOEM・ODM供給や、素材の一次加工を提案する受託製造企業もある。

機能性表示の登場でより高まる
吸収性・体感性ニーズにどう対応するか

「効率的な吸収による“体感性・即効性向上”」にスポットを当てた処方提案が活発だ。主剤の選択とともに、有効成分の吸収性向上を実現する素材や技術、崩壊性のコントロールが可能なカプセルや錠剤用添加剤などへの注目が高まっている。 ブランドオーナーへの取材では、「サンプルでいかに体感・即効性を感じてもらえるか。それが本購入への入り口」(大手通販企業)、「機能性表示食品の登場で、これまで以上に効果感が求められている。
体感性の向上は商品開発の永遠のテーマ」(受託製造企業)との声があった。大手フィットネスの開発担当者は、「ホットヨガのプログラムの前にサプリのサンプルを配布している。例えば発汗を高めるサプリメント。体感があれば、プロショップでの購入割合は3割を超える」としている。「“動く前に飲む”をコンセプトに、運動やマラソン前の摂取を訴求した」としている。

続きは、本紙7月3日発行号(1791号)に掲載。定期購読のお申し込みはこちらから

該当記事および過去のバックナンバーは、電子版ページからも閲覧いただけます。

■「受託製造企業ガイドブック2022年版」 好評販売中■


2017年版を全面改定し、「機能性表示食品への対応」を追加。各社の概要、特色、業況、連絡先がこの一冊に。健康食品・化粧品の製造、各種試験・分析依頼、原料調達などに、ぜひ本書をご活用ください

 

行政・業界ニュース

企業ニュース

特集

PAGE TOP