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【フェムケア・フェムテック】サプリ・食品が続々、チャネルも拡大

フェムテック」は、女性特有の健康課題をテクノロジーで解決しようとする製品・サービス、「フェムケア」は、サプリメント、化粧品、吸水ショーツ含むサニタリー製品はじめ、月経カップなどテクノロジーに依存しない製品を指す。女性の社会進出に伴い注目を集め、2021年以降、急成長を続けるフェムケア・フェムテック市場。原料サプライヤーによる機能性データの蓄積が進む中、食品CROもフェムケアのエビデンス取得に向けた試験デザインを拡充している。最終製品が増えると共に、消費者認知も向上。ECを中心とした販売から、量販店、ドラッグストアへと拡大している。さらに最近は、男性特有の健康課題を解決する「メンテック」というワードも登場、相乗効果による市場拡大にも期待される。

女性特有の健康課題
経済損失は約2.7兆円

「フェムケア・フェムテック」は、女性特有の健康課題を解決し、QOLを高めることが期待されている。対象は、月経、不妊、出産、更年期、冷え対策、骨粗鬆症など、女性のライフステージごとに変化。女性の社会進出を背景に、これら女性特有の健康課題に対応した製品が続々上市され、フェムケア・フェムテック市場は拡大している。
経済産業省は今年2月、「女性特有の健康課題による社会全体の経済損失」を公表。月経随伴症に関する経済損失は、年間約6,000億円、更年期症状は同1.9兆円、不妊治療は同2,600億円と試算した。損失額は約2.7兆円に上り、フェムケア・フェムテックは社会課題を解決する上でも注目の市場となっている。

続きは、本紙7月17日発行号(1792号)に掲載。定期購読のお申し込みはこちらから

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