運動前後の栄養補給や疲労回復、ボディーメイク、ダイエットなどで利用が進むアミノ酸。商品開発では、複数の他素材を混合した製品や、インフォームドチョイス認証品、人工甘味料・合成着色料不使用、詰め替えボトルによるプラスチック削減などで差別化を図る動きも出ている。原料サプライヤーでは、独自のエビデンスや機能性を向上させたプレミックス原料などの付加価値提案を強化。国産・β-アラニンは「筋肉増加用組成物」「しわ抑制用組成物」で新たな知見を得たことで、インナービューティ用途の可能性を切り開いた。5-ALAはフェイスマスクの商品化で美容用途の浸透を図る取り組みも進んでいる。

アミノ酸＋活力素材で差別化
筋トレ系インフルエンサーとのコラボも

ネット通販・アマゾンの“アミノ酸サプリメントの売れ筋ランキング”では、アミノ酸に複数の他素材を配合した商品が上位にランクインしている。売上トップ（7月26日現在）は、栄養機能食品『PLATINUM』（ULBO）。シトルリンやアルギニン、亜鉛、トンカットアリ、タウリン、牡蠣エキス、マカを配合している。
2 位の『REYS EAA』（REYS）は、YouTube登録者数80万人の筋トレ系インフルエンサー・山澤礼明氏の監修品。必須アミノ酸9種のほか、β-アラニン、ビタミンB 1、ビタミンB 2、ビタミンB 6を配合している。3 位の『EXBOOST』（COCOLAB）は、シトルリンやアルギニンのほか、活力や持続力を訴求するマカ、亜鉛、高麗人参、ローヤルゼリー、クラチャイダム、トンカットアリ、タウリン、すっぽん、発酵黒ニンニクを配合した。

続きは、本紙8月7日発行号（1793号）に掲載。定期購読のお申し込みはこちらから

該当記事および過去のバックナンバーは、電子版ページからも閲覧いただけます。

■「受託製造企業ガイドブック2022年版」 好評販売中■

 2017年版を全面改定し、「機能性表示食品への対応」を追加。各社の概要、特色、業況、連絡先がこの一冊に。健康食品・化粧品の製造、各種試験・分析依頼、原料調達などに、ぜひ本書をご活用ください