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【スピルリナ】フィコシアニンの肌バリア機能で再脚光

フィコシアニンがもつ美肌の機能性が再び注目されている。美容家などのインフルエンサーがシワ・ハリ改善などに関するヒト臨床試験をYouTubeで発信したことを受け、美肌素材としての認知度が一段と高まった。肌のバリア機能(保湿力)を訴求する機能性表示食品『フィコナ スキン モイストリフティング タブレット』(DIC)の売上も好調に推移している。食品用途では、スピルリナを配合する青汁などの商品化が進み、コンビニチャネルではスピルリナ配合スムージーも定着した。スピルリナ青色素による「着色」用途は冷菓需要のほか、飲食店のキャラクターメニューなどに利用の裾野が広がっている。

スピルリナ抽出成分“フィコシアニン” 肌バリア機能がYouTubeで話題に

フィコシアンの美肌効果がYouTubeなどで注目度を増している。スピルリナ抽出成分であるフィコシアニンは、肌の保湿性向上、シワ改善、ハリ・ツヤ改善、弾力性向上のエビデンスがあり、昨今では美容家の笹倉えりか氏や美容インフルエンサーらによる臨床試験データの発信も目立つようになった。
肌バリアに関する機能性については、最終製品を用いたヒト臨床試験データによって実証されている。試験は20歳から65歳の成人女性を対象にフィコシアニンを含む被験食群とプラセボ群(フィコシアニンを含まない食品を摂取する群)に分けて実施。摂取前、摂取後4 週間、8 週間に、肌のバリア機能(保湿力)の指標である肌の水分蒸散量を測定した。その結果、フィコシアニンを含む被験食群は、8週間後、肌の水分蒸発量が有意に減少したことを確認している。

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