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【毛髪・頭皮ケア】多様化するニーズにアイテム多様化

2023年の頭髪用化粧品類の国内販売金額は前年比8%増の約3,641億円。堅調な市場を牽引するのは、中高価格帯のシャンプー・トリートメントだ。新興ブランドが台頭する中、今年4月に花王が新ブランド『melt』を投入し、市場は盛り上がりを見せている。機能や成分にこだわったヘアケア製品に加え、トレンド変化に伴いニッチアイテムも多数上市されている。育毛剤市場は『ニューモ』が好調を維持。サプリメントでは、AGAに悩む若年世代が増える中、原料サプライヤーは毛髪・頭皮に有用なエビデンスを武器に、市場の押し上げを図る。

中高価格帯シャン&トリ牽引 ニーズ多様化で細分化進む

経済産業省の生産動態統計調査によると2023年の「頭髪用化粧品類」の国内販売金額は、前年比7.9%増の3,640億9,331万円だった。また、厚生労働省の薬事工業生産動態統計調査によると2023年の「薬用シャンプー・リンス」の国内生産金額は前年比0.4%減の486億4,631万円。ヘアケア製品は4,000億円を超える一大市場を形成している。市場を牽引するのは、1,000円以上の中高価格帯のシャンプー・トリートメントだ。I-neの『BOTANIST』、『YOLU』、コスメカンパニーグループのヴィークレア『&honey』といった新興ブランドが季節商品を交え、ECサイト、セレクトショップ、ドラッグストアで販売を伸ばしている。追随するように、大手ドラッグストアもPB品を販売するに至り、花王も4月に新ヘアケアブランド『melt』を上市するなど、同市場は依然として盛り上がりを見せている。

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