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【奈良県】観光基盤整備と海外展開で新たな取り組み

奈良県は、漢方ゆかりの地として、大和トウキや大和橘、大和シャクヤク、キハダなどの伝統素材が見られ、配置薬などに利用されてきた。小ロット・多品種を主とする配置薬の歴史が長かったことから、健康産業においても、配置薬に関連する製薬事業から健康食品分野へ事業フィールドを拡大して活躍する事業者が多い。県では、令和6年度より新たな政策として、観光政策や海外輸出に関する取り組みに力を入れている。従来の『漢方のメッカ推進プロジェクト』は『奈良県漢方推進協議会』として名称を変更。引き続き、県主催による販売促進イベントなど伝統を生かしたブランド商品の販促支援とともに、産業振興総合センターでの機能性食品に関する素材の研究活動などに取り組んでいる。

観光と輸出で新たな活路を

奈良県では、令和6年度に重点的に取り組む新たな施策として、観光政策と輸出に関する取り組みに力を入れている。インバウンドが回復傾向にある中、古都としての歴史的文化遺産や、豊かな自然や景観などの魅力がある一方、交通や宿泊施設などのインフラ整備の遅れが課題となっていることから、新たに6億7,900万円の予算を計上し、宿泊施設事業者の支や新たな立地等への補助のほか、2025関西万博に向けた誘客促進などを推進している。一方、輸出に関しては、5,300万円を計上し、輸出実態や海外ニーズ調査、商談会出展や海外小売店での販促プロモーションなどに取り組む。

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