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龍泉堂 第7回 学術セミナー開催 慢性炎症が加齢性疾患の基礎に 老化メカニズムを知り、疾患予防へ

(株)龍泉堂(東京都豊島区)は9月11日、今年で7回目を迎える学術セミナーを都内で開催、招待された120人を超える業界関係者が参加した。セミナーは2部構成で行われ、第1部の基調講演に東京大学医科学研究所所長の中西真教授が登壇。「老化を克服し健康長寿を目指す」と題し、講演した。第2部のセミナーでは、龍泉堂代表取締役社長の塩島由晃氏らが登壇。同社が扱う「エラグ酸」の最新知見や、非変性Ⅱ型コラーゲン「NEXT-Ⅱ」の紹介、さらに新原料となる「SLENDACOR(スレンダコア)」が発表されるなど、目白押しの内容となった。セミナー終了後には懇親会も開催。90人を超える関係者が参加し、盛況理のうちに終了した。

老化への介入は究極の予防医学

第 1部の基調講演では、東京大学医科学研究所所長の中西真教授(写真)が登壇。「老化を克服し健康長寿を目指す」をテーマに、老化のメカニズムや予防について解説した。
ほとんどの疾患の最も大きな危険因子の一つが老化であるとし、がんや心血管病変をはじめ、糖尿病や認知症、フレイル、骨粗しょう症など、年齢の増加に伴い老化が進み、これらの疾患を誘発するという。こうした老化への介入が究極の予防医学だと説明した。一般的に予防医学というと、公衆衛生的なイメージ、例えば生活習慣の改善やバランスの良い食事といったことが思い浮かぶが、これらは受動的な一次予防であり、重要なのは能動的な一次予防であるとした。能動的な一次予防とは、感染症ワクチンの接種や、がんに対する予防的外科療法、脳梗塞に対する予防的投薬、ピロリ菌除菌などの積極的な医療の介入であり、これらがのちの疾患誘因などの危険因子の管理につながるという。

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