関節ケア・抗疲労・美容市場にアプローチ、市場拡大の兆し　ドリンク製品、V字回復顕著に

関節ケア・疲労感軽減・認知機能対応・美容 ―― ウコンが新たな市場形成に向けて動き出している。関節・膝ケア、疲労感軽減、記憶力・注意力の維持等については、機能性表示食品での受理実績を積み上げており、エビデンスの充実化と抜群の素材認知度が、新たな市場形成を強く後押しする。市場の中核を担う二日酔い対策、肝機能対応のドリンク製品は、コロナ禍に大きなダメージを受けたが、2022年以降、回復基調に。フロントランナーであるハウスウェルネスフーズ㈱では、「ウコンの力シリーズの販売量は、全盛期の8割まで回復した」とする。アルコール・肝機能対策素材としての市場、海外で最もポピュラーなウコンの機能性である抗炎症作用を介した美容・関節痛対策素材としての市場、その両建てによる市場拡大の下地が整った。

ドリンク2強、好調推移　新製品投入で積極攻勢

今回の本紙集計では、新型コロナウイルスの感染拡大、外出自粛による飲酒機会・交流の減少などを背景に、2021年の調査では200億円を割り込んだウコン市場は、ピーク時の8割強となる250億円まで回復したことがわかった。要因として、市場の大部分を占めるドリンク製品の盛り返しがある。　ハウスウェルネスフーズ（ウコンの力）、ゼリア新薬工業（ヘパリーゼ）の2強の販売状況は総じて好調。両社とも、新商品を投入し、次世代ユーザーの開拓に舵を切る。

続きは、本紙11月6日発行号（1799号）に掲載。定期購読のお申し込みはこちらから

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