□美容業界のエキスパート、香港に集結
世界中の美容産業の最新トレンドが集う「コスモプロフ・アジア」は、1996年に第1回目が開催されると、以降、世界中のバイヤーが来場する国際色豊かな美の祭典として認知され、年々規模を拡大してきた。現在では美容業界関係者必見のアジア一大イベントとして存在感をみせている。新型コロナウイルスの影響により、20年21年はオンライン開催を余儀なくされ、22年はシンガポールでの開催(来場者約2万人)となったが、昨年4年ぶりに香港でのリアル開催が実現。コロナ前の2019年の来場者4万人を大きく上回る6万5,000人の来場者が120の国・地域から会場に駆けつけ、香港に美の活気が戻った。
第27回となる今年は、昨年を上回る45の国・地域から2,500の企業や団体が出展。化粧品やトイレタリー用品、美容・ヘアサロン、スパ関連用品の完成品を展示する「コスモプロフ・アジア2024」(香港コンベンション・エキシビジョンセンター/HKCEC)に加え、化粧品原料・OEM・包装等の製造分野をテーマにした「コスモパック・アジア2024」(アジアワールドエキスポ/AWE)も同時開催した。両展示会合わせ、4日間で約80,000人の来場者を見込んでいる(11月14日時点)。13日の夜には台風23号(トラジー)の香港接近を受け、台風警報「シグナル8」が発令されたが、翌日午前には警報は引き下げられ、展示会は2時間遅れでオープン。大きな混乱もなく、会場には多くの来場者が足を運び、ブースは初日にも負けない熱気に包まれた。