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【健康茶】味・風味に+αで市場深耕

今年の健康茶市場は、美容・ダイエット訴求の黒豆茶やあずき茶、ルイボスティー、腸活訴求のごぼう茶の需要が目立った。このほか、ハーブティーは、カフェインコントロールやナチュラル志向が需要を後押し。「ノンカフェイン」「人工甘味料不使用」を謳った商品も注目を集めている。ブランドオーナー各社からは、「機能性表示のできるティーバッグ商品を作りたい」「腸内環境や美容、抗糖化、肌弾力、関節テーマの原料をブレンドしたい」など、訴求ポイントを明確化した商品開発の要望が受託企業に寄せられている。

あずき、黒豆、ごぼう等に引き合い

生活習慣対策や美容、ダイエット、便秘対策をテーマとする商品が好調に売り上げを伸ばしている。美容関連はビタミンやミネラル成分を含む「ルイボスティー」が市場に定着。「あずき茶」はダイエットに取り組む人などの支持を集め、昨今のECチャネルでは常に上位にランクインしている。美容・健康関連全般では「黒豆茶」も手堅い需要を獲得、ポリフェノールやタンパク質、ビタミンE、イソフラボンなどの成分をアピールする商品化もみられる。「ごぼう茶」は食物繊維のイメージが浸透し、便秘対策としての利用が進んでいる。健康茶の主な販売ルートは、通販やドラッグストア、量販店、専門店、飲食業など。売れ筋を自然食品専門店にヒアリングしたところ、「ハーブティー」「松葉茶」「韃靼そば茶」「ルイボスティー」「どくだみ茶」「ごぼう茶」などが挙がった。通販(アマゾン・ヤフーショッピング)では、「あずき茶」「サラシア茶」「黒豆茶」「松葉茶」「桑の葉茶」「そば茶」などが上位に名を連ねている。

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