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【医家向けサプリメント】25年市場拡大に向け各社着々と

2024年の医家向けサプリメント市場は、大きく売上を伸ばした企業もあった一方、全体的には微減となった。それでも、各社エビデンス研究や学会発表、海外展示会への出展などを経て、2025年は新製品発売や輸出強化などを控え、市場拡大に向けたプラス材料がみられる。自由診療を行うクリニックも年々増えており、医家向けサプリメント販売増に期待が掛かる。キノコ抽出物、植物多糖体などの免疫系製品が市場を支える中、乳酸菌やビタミン、NMNなど予防医療やエイジングケア向け製品も浸透してきた。これらの原料は、サプライヤーによる学会参加や論文発表など長年の活動が実り、医療機関で利用が広がっている。

自由診療クリニック1万軒突破、3年で13%増

厚生労働省の統計によると、令和5年の19床以下の医療機関は、全国で10万4,894軒あり、その内、自由診療のみを行うクリニックは1万428軒だった。同調査は、3年に1回行われており、前回調査(令和2年)の9,263軒より1割程度増加している。前々回の調査でも同等の伸び率を示しており、自由診療クリニックが年々増加している傾向がうかがえる。 同省が発表した令和4年の国民概算医療費は、前年比4.0%増の46兆円となり、令和2年を除いて年々上昇している。医療費は過去最高額を記録し、保険診療の逼迫が危惧されている。特に高齢者の医療費拡大が課題となる中、認知症やフレイル予防に対する啓発活動を強めている。医療機関でも患者の健康長寿を後押しすべく、運動・食事習慣の指導などのフレイル対策を強化している。

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