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特集 サラシア属植物

市場規模100億へ
 『サラシア属植物』は、インド・スリランカからタイ・ベトナムなどアジア全般の亜熱帯地域に広く分布するツル科植物。
 わが国では、サラシア オブロンガ(S.oblonga)、サラシアレティキュラータ(S.reticulata)、サラシア キネンシス(S.chinensis)の3種が原料として多く利用されている。
 1990年代後半から、森下仁丹、塩水港精糖、タカマなどの各メーカーが着目し、αグルコシターゼ阻害活性にもとづく血糖値上昇抑制や脂肪吸収抑制などの研究が進むとともに原料供給、製品化を開始、健食分野での採用が進んだ。


 とくに最近では富士フイルムの『メタバリアNEO』をはじめ、ダイエット訴求素材としての展開も本格化し、トクホ分野でもサラシア属植物を使用したものが小林製薬より申請中だ。
 現在市場規模は100億円まであと少しというところまでになっている模様だ。

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