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馬の油

「体感性」「高リピート率」商材として評価 介護・リハビリ・スポーツ分野にも活路
 馬の油市場は、天然素材としての安心感と高い体感性、伝承的なストーリー性などが注目され、安定市場を築いている。
 昨年の市場規模は前年比2%の70億円超と成長を維持。
 食系・薬系やお土産店などを中心とした店販ルートと通販ルートで売り上げを伸ばした。


 馬油のOEMメーカー各社への聞き取りによると、主力のクリーム、オイル、石鹸に加え、シャンプーやコンディショナーなどヘアケア商品の引き合いが増えていることが判明。
 原料では馬油の性質を安定化した部分水素添加馬油の需要が高まっており、今夏以降、大手メーカーからの商品投入も計画されている。
 一方、介護者の床ずれ防止やリハビリの筋肉マッサージ、アトピー性皮膚炎の改善を目的とした利用も増加。
 美容・美肌、介護、リハビリ、スポーツ、抗アレルギーなどを切り口に、販路拡大を進める動きが活発化している。

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