日本豆乳協会は8月31日、都内で活動報告記者発表を開催した。
同協会会長でキッコーマンソイフーズ代表取締役社長の重山俊彦氏は、今年1 ~ 3 月期の豆乳生産量が、前年同期比109.1%と4 年連続で伸長している点に触れ、4 ~ 6 月期もほぼ前年並みで推移していると解説。
「昨年の4~ 6 月期は前年同期比で120%だったので、前年並みは悪くない」と語った。
また、今年3 月時点における国内の豆乳飲用者が9 割を超え、10人に一人が週6 ~ 7 パックとほぼ毎日飲むヘビーユーザーである点を強調。
「ヘビーユーザーの影響度は6 割を超える。4 ~ 5 年で市場規模の倍増を図りたい」と語った。
事務局長の吉澤兄一氏は、豆乳好調の背景として、協会加盟各社がさまざまなテイストの豆乳アイテムを競うように上市している点に言及。
「今年新たに飲み始めた人が、豆乳市場全体で13.5%を占めた」と紹介した。
また、重山会長の市場規模の倍増目標について、「日本の豆乳消費量は一人当たり年間2 リットルだが、豆乳先進国のマレーシアや韓国、台湾は倍。タイは韓国などの倍で、不可能な数字ではない」と語った。
「年内には、第1 回豆乳資格検定の実施も視野に入れる」と結んだ。