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トコトリエノール

スーパービタミンEの機能性に注目
抗メタボ、脳、美肌・美白等の研究成果続々
 トコトリエノールはビタミンEの一種で、その抗酸化力の高さから「スーパービタミンE」と呼ばれている。
 トコフェロール系ビタミンEには見られない多くの可能性を秘める新たなビタミンEとして、国内外の研究者の注目が集まり、様々な研究が進められている。
 これまでに発表された研究成果は、血小板凝集効果、抗メタボ効果、脳疾患予防、血中コレステロール低下作用、血圧低下作用、がん予防など多岐にわたる。


 最近では、脳神経変性保護作用や美肌効果を中心に研究が進んでおり、新たな機能性表示制度を視野に原料メーカーの新たな提案も活発化してきている。
 ただ、現在市場に出回っている商品は通販限定であり、消費者認知が低いのが現状だ。
 また、ごく一部の植物油のみに低濃度で含まれているため高純度回収が難しいなどとの理由から、トコフェロールに比べてコストが高いという問題がある。
 こうした問題に対し、原料メーカーでは内外美容訴求のサプリメントや化粧品などの提案を活発化。まずは一般の目に触れやすい商品への採用を進めることで、一般層への認知度向上を図る戦略だ。

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