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都医総研、コンドロイチン硫酸「メタ分析で効果あり」

 公益財団法人東京都医学総合研究所は先月30日、平成25年度第7 回都民講座「コンドロイチン硫酸の謎―膝痛と神経再生―」を都内で開催、350人以上が参加した。
 講演「コンドロイチン硫酸とは、どういうものか?」には、同研究所神経回路形成プロジェクトリーダーの前田信明氏が登壇。単糖と多糖の解説にはじまり、二大多糖類のセルロースとキチン、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、グルコサミンの違いをわかりやすく解説。コンドロイチン硫酸の効果について、「効果がある場合、痛みの軽減や軟骨のすり減りの減少、遅効性(効果が出るまでに数週間以上かかること)、グルコサミンとの併用などがあり、大きな副作用はない」とし、コンドロイチン硫酸の構造の差や、何由来かによっては効果なしの場合があることにも言及。「メタ分析の結果は、効果ありを支持している」と強調した。
 サプリメントとしてのコンドロイチン硫酸については、由来や品質の異なる様々な製品が流通している実態に触れ、「重症の場合を除き、数週間、服用して効果があるようなら、続けてみたらいかがでしょうか」とアドバイスした。

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