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コエンザイムQ10

新表示制度に照準、5年後に100t規模へ
 4人に1人が高齢者という時代を迎え、「健康寿命の延伸」が国家テーマとして掲げられる中、抗老化成分の「コエンザイムQ10(CoQ10)」に対する注目度が日増しに高まっている。
 CoQ10の本来の機能とはかけ離れたダイエットや美肌訴求によるブームが2005年夏に収束。さらに1日摂取目安量の上限値設定の議論が長期化したことも影響し、市場はピーク時の半減以下となった。


 市場縮小に伴い、旭化成ファーマや三菱ガス化学など大手サプライヤーの撤退も。
 一方、米国市場は、オメガ3系脂肪酸とともに心疾患予防で一大市場を形成。日本でも来年3月に導入される機
能性表示制度を契機に、ベースサプリメントとしての新たな市場成長が期待されている。国内の原料流通量は15t前後と推計されるが、5年後には100tが射程内となる。

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