サプライヤー増加で、市場競争本格化
抗酸化を切り口に、松樹皮が健康食品市場に登場して約10年。抗酸化作用をはじめ一酸化窒素の産生補助、エラスチンやコラーゲンなど特定のたんぱく質との結合―― 、松樹皮は複数の作用機序が科学的に検証されている。研究データの充実振りは健食素材のなかでトップクラスといえる。豊富なエビデンスを背景に、美肌・美容素材としてサプリメントや飲料、化粧品など様々な分野で用途開拓が進んできたが、近年は、「アンチ・メタボリック症候群」をコンセプトにした商品開発など、多方面で注目され始めている。