「カキ・シジミ」市場、120億円（３％増）に
伝統素材として人気安定、研究成果も続々
有力商材がひしめく健食市場の中で、カキ・シジミ由来健食は日本の伝統素材として高い認知度と根強い人気を保ち、売上高は前年比3％増の120億円となった。
カキ由来健食市場は薬局・薬店と通販ルートで売り上げを伸ばし、同3％増の98億円に拡大。
シジミ由来健食市場は原料の引き合いが活発で、市場規模は8増の23億円と順調に推移した。

カキ由来健食は抗メタボ、不妊対策、睡眠・ストレス対策、肝機能などに関するバックデータの蓄積が進み、学術ベースへの普及が進んだ。
シジミ由来健食は肝機能素材としての引き合いが増えているほか、有効成分のオルニチン、鉄、亜鉛などに着目し、商品開発を進める動きも活発化している。