機能性香料を拡充“味の設計力”で高まる呈味ニーズ実現
甘味・塩味・脂肪感付与で風味アップ
健康食品の開発には“味の設計力”が不可欠になっている。
製品の機能性や体感性に消費者からの期待が寄せられることはもちろん、呈味への要求レベルも上がる一方だ。
健康志向の高まりを受け、一般食品においてもゼロカロリーや塩分カット、甘さ控えめ商品の人気が定着している。
香料サプライヤーは製品の開発に深く関わり、各種機能性香料を拡充。機能性を付与した商品やダイエット食品に香料を使用することで、砂糖や塩分などを減らしても“味の設計”を実現する。

各社は研究開発に力を入れ、味や臭いをマスキングし、食品メーカーのニーズに柔軟に対応した香味を提案している。
香料の抽出技術を応用して機能性原料を供給する企業や、機能性抽出エキスを提供する香料メーカーも増加している。