独自素材が多数、市場形成へ
子供向け対策食としてニーズ増
インフルエンザ予防を機に脚光―― 。
世界的に大流行となった新型インフルエンザの発生以降、消費者の自己防衛意識が高まり、予防対策の1つとして機能性食品に注目が集まっている。
原料メーカー各社は、素材の研究開発を進め、エビデンスデータの拡充に注力。
毎年のように健康関連の学会では、抗ウイルスに関する研究成果の報告がされている。

末端製品も特需を生んだ時期に比べれば現在は落ちついているものの、季節商材から定番商材へと定
着しつつある。
また、サプリメントの利用による子供のインフルエンザの発症、感染率が抑えられたという報告が国内外でみられるなか、子供向けの予防食品としての広がりにも期待が寄せられている。