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仏・ロケット社、クロレラ製造設備を導入、サンプルワークへ

 仏・ロケット社は、フランス本社レトレム工場に、微細藻類専用の製造設備を導入、年間4,000~5,000tの微細藻類の量産体制を構築した。これにより、準備を進めてきたフランス産タンク培養クロレラ『アルジリティHL』のサンプルワークを本格化。油脂代替・卵代替素材として、パン、ドレッシング、菓子類への配合提
案を進めていく方針だ。
 黄色いクロレラ『アルジリティHL』は、オレイン酸とリノレン酸を高含有する点が特長、「味やテクスチャーに影響を及ぼすことなく、食品の栄養価を格段に改善(脂肪削減・脂質組成の最適化など)することが可能」という。現在、新原料として、高タンパク含有クロレラ『algility HP』の開発も推進中という。
 なお、サプリメント・水産養殖用途で展開予定の『アルジリティクロレラ』は、現在、価格・規格等の最終調整段階に入っており、近々にもサンプルワークに着手する計画だ。
 レトレム工場では、完全クローズ化された発酵タンクを活用し、クロレラの培養を行う。微細藻類の将来的な役割を確信し、2000年代以降、微細藻類の研究・開発に投資してきた。ロケット社はこの新たな分野における主要なプレーヤーとなる」としている。日本市場における原料販売は、ロケットジャパン㈱(東京都文京区、03-3580-1513)が行う。

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