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タマネギ・ケルセチン

機能性表示制度でサプリや加工品に脚光
生活習慣病対策で需要増加
食経験が長く、古代エジプトではスタミナ食として利用されていたという文献も残るタマネギ。
近年の研究では、糖尿病や高血圧などメタボ対策素材として有用であることが分かっており、生活習慣病対策の健康食品へ採用されるなど、安定した人気を誇る。
また、ここ数年のケルセチンの人気により、血流改善、循環器機能向上、アレルギー対応など抗酸化作用にクローズアップした商品設計も増加しており、商品群が増えたことで、訴求ポイントもより細分化の傾向
にある。


さらに機能性表示制度のスタートで、ケルセチンの抗酸化性や抗炎症性などに的を絞った機能表示の実現も心待ちにされており、サプリメントや加工食品、生鮮食品に至るあらゆる商材での利用が期待されている。
北海道庁が運営する地方自治体初の食品機能表示制度「ヘルシーDo」にも認定(対象成分はオリゴノー
ル)されており、機能性表示を後ろ盾にさらなる拡販を目指している。
食生活に馴染み深く、多様な機能性を有するタマネギ。トクホ、機能性表示食品、機能性農産物、ドクターズサプリなど、バラエティー豊かな商品が今後も登場すると予想されており、健康長寿の実現を支える万能食品として定着しそうだ。

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