米食品医薬品局(FDA)は先月16日、マーガリンなどに含まれ摂りすぎると心筋梗塞などのリスクを高めるとされるトランス脂肪酸について、3 年後までに食品への添加を全面的に禁止すると発表した。
冠動脈心疾患や毎年数千件に及ぶ心臓発作を防ぐため。FDAは2013年に規制案を提示し、その後の調査・意見募集で、食品への使用について「食用として安全とは認められない」と結論づけた。米国では2006年より、食品ラベルにトランス脂肪酸の表示を義務付けた。その結果、2003年から2012年の間に、トランス
脂肪酸の消費量はおよそ78%減少したという。
一方、冷凍ピザやポップコーンなどの加工食品にはまだ多く配合されており、今回の決定で「冠動脈疾患を減らし、致命的な心臓病を年数千件減らせる」としている。
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米国、トランス脂肪酸の食品添加禁止へ
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