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【特集】夏の冷え対策 「温熱商材」活躍の場が拡大


夏場の”温活”実践者増加で

 健康・美容を目的に日頃から体を温める“温活”が、女性層を中心にライフスタイルとして定着。夏場の冷え対策の重要性に対する消費者の認知も広がり、温活実践者が増加している。産業界にとっても追い風で、温熱マットや手足浴器、腹巻き、重ね履き靴下、入浴剤、ショウガを中心とした温感食材 ―― など、体を温める商材の売れ行きは、従来の冬場に限らず夏場でも伸びている。さらに近年は、温熱による認知症やロコモ対策に対する有用性が明らかとなり、医療機関や介護施設で治療やリハビリに温熱を活用する機会も増加。温熱商材は活躍の場を拡大している。



温活実践者が増加、2,000億円
超える冷え対策市場に追い風

 小学館インサイト研究所が先月発表した調査によると、女性誌読者を対象に冷えについて聞いた結果、82.5%の女性が冷え性を実感、さらに夏でも冷え性を実感すると答えた女性は78.8%にのぼっている。冷え研究の専門家の多くは長年、夏場の冷え対策の重要性を訴えてきたが、ここ数年になってようやく消費者にもその重要性が浸透してきた。体を温める活動を“温活”と称し、女性誌やテレビなど各メディアが、健康や美容に有効なライフスタイルの 1 つとして頻繁に取り上げるようになったことで、夏に体を冷やさないように腹巻きをする、靴下の重ね履きをする、ショウガや高麗人参、ヒハツなど、血行を促進して体を温める食品を摂取する ―― など、女性層を中心に温活実践者が増加している。
 この動きは産業界にも追い風となっている。厚生労働省の統計によると、平成27年のマッサージ機器や熱療法治療器など血行を促進して冷えを改善する効果のある家庭用医療機器の国内出荷金額は約670億円、薬用入浴剤は約450億円で共に前年を上回っている。ここに医療機器以外の温熱・温浴機器類、温感系の寝装品類、肌着・靴下類、浴用化粧品等のノンフーズ商材、230億円市場の高麗人参など温感・・・
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主 要 企 業 動 向

電磁波フリー、副交感神経を活性化する
お湯の温熱商材が大人気
(トラストレックス)


温熱で生体のコンディションを整える
『スマーティ ® 』、導入先が年々拡大
(フジカ)


高付加価値入浴剤の製造販売・
OEM供給が好調
(五洲薬品)


水素化マグネシウム配合の入浴剤、
OEM事業が好調
(ドクターズチョイス)


「冷え性の改善」「新陳代謝の促進」など
一般医療機器の温熱パック
(ドクターセラム)


水素入浴料『水素バス』、
卸販売・OEM供給が好調
(水素生活)


脊椎ケア 銀座にサロン3号店
幅広い層からリピート 霞が関でも
(ライフェスタ)


『ヒハツエキスパウダー』、主力素材に成長、
“冷え・むくみ”で用途特許
(丸善製薬)


冷え症改善作用の臨床も、
国産ショウガ大手
(坂田信夫商店)

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