特集

【青森県産学官連携のキーマンたち】 プロテオグリカン特集

青森県商工労働部新産業創造課
医療・健康福祉産業創出グループマネージャー
総括主幹 山口郁彦氏
青森県プロテオグリカンブランド推進協議会
会長 櫛引利貞氏
公益財団法人 21あおもり産業総合支援センター
プロテオグリカン産業クラスター戦略チーム
プロジェクトディレクター 医学博士 阿部 馨氏
㈱角弘
プロテオグリカン研究所
所長 米塚正人氏




山口郁彦氏
 青森県は、次世代の経済成長の牽引役として育成しているライフ( 医 療 ・ 健 康 ・ 福 祉 )関連産業分野について、新たに『青森ライフイノベーション戦略セカンドステージ』を策定し推進している。『同ファーストステージ』においてはライフ分野への参入企業の増加等で一定の成果を得ており、健康・美容分野で大きく伸長している機能性素材・PGは、プロダクト分野として引き続き重点を置いている。平成28年度のプロダクト分野の予算は3,533万円を計上。PGを活用した健康食・・・


櫛引利貞氏
 平成23年 7 月に設立された青森県プロテオグリカンブランド推進協議会は、5 月23日現在で合計78の企業・団体が加盟し、認証商品数が129品。産学官との強固な連携で、弘前大学が開発した抽出技術により製造した「あおもりPG」の認知度の向上、消費者が安心して選べるよう「あおもりPG」を使用する各企業製品への認証マーク付与、消費者への正しい情報の提供など、PG普及に向けた様々な活動を行っている。
 大手企業を中心にPG製品は販売量を拡大しているが、県内企業は思うように伸・・・


阿部 馨氏
 「イノベーションネットアワード2013」文部科学大臣賞の受賞や、文科省「平成25年度地域イノベーション戦略支援プログラム」へ の 採 択 な ど 着 実 に 成 果 を 積 み 重 ね 、2012年には40億円だった市場規模も現在は60億円超となった。県内外でPG採用企業が年々増加し、知名度も格段にアップ。「2020年・260億円」という当初の目標は、十分に達成可能な位置にいると考えている。外部有識者による評価委員会でも高い評価を得ているPGプロジェクトは「青森モデル」とも称され、全国の「地域イノベーション戦略支援プログラム」の中・・・


米塚正人氏
 当社は、明治16年の創業以来、建設資材・燃 料 ・ 保 険 な ど を 展開。地域に密着した建設から暮らしまでの生活を支える事業を展開する中で、健康・美容の分野も生活に必要不可欠と考え、1998年に弘前大学医学部高垣教授とのPG共同研究をスタートさせた。2003年には、高純度PGの量産化に成功。試薬レベルのmg単位から数十g 単位での提供が可能となり研究機関での研究に拍車がかかった。異業種からの参入で、前例のないPG量産化でもあり、ゼロから機器類を開発し、kg単位での販売を行うべく量産化設備を構築して・・・


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