1日に1000件を突破した機能性表示食品の届出件数は、16日時点で1024件になった。「サプリメント形状の加工食品」の件数をヨーグルトや野菜ジュースなど「その他加工食品」が上回り、一般加工食品で同制度が広く利用されていることが明らかになった。
消費者庁によると、「その他加工食品」が548件、「サプリメント形状の加工食品」は468件、生鮮食品は8件だった。牛丼やカップ麺など、これまで健康的なイメージのなかった加工食品でも機能を表示することができ「サプリメントだけではなく、より身近な一般食品でも付加価値を加えられるのが制度のポテンシャルの一つと言える。」(同庁食品表示企画課)
届出者の所在地は、東京、大阪、愛知が全体の約7割を占めたが、それ以外の34道府県からも届出があり、全国的に制度が浸透しているようだ。同課は「地方企業も次々と届出をしており、地域経済発展のチャンスになるだろう」と話している。