日本人の食文化に欠かせない大豆。健康食品業界においても大豆由来の機能性素材は大豆イソフラボンを牽引役に順調な伸びを示してきた。大豆イソフラボン市場は昨夏の厚生労働省による上限値問題で一時落ち込んだものの、ここにきて回復の兆しが見えてきている。このほか、大豆由来成分は大豆プロテイン、大豆ペプチド、油脂スカムから精製されるトコフェロール、ステロール、サポニン、レシチンなど数多く、今年上半期だけでも、「大豆由来」の商品が味の素、大塚製薬、大塚チルド食品、ロート製薬などから上市されている。特に最近ではメタボリックシンドローム対応商品の有力素材として大豆プロテインや大豆ペプチドなどに注目が集まってきている。最近の大豆素材をリポートする。