医薬品の土俵で比較に疑問符
テスト方法、公表のあり方に批判集中
国民生活センターは7日、コンドロイチン硫酸・グルコサミンを含む健康食品の商品テスト結果を公表した。コンドロイチン硫酸については、一部の健康食品で表示よりも実際の含有量が少ないものがあった。また、医薬品と比べ溶けにくい銘柄もあった。このため、国センは消費者に対して医薬品の利用を推奨。業界には表示や品質の改善を求めた。だが、健康食品と医薬品ではユーザーも利用目的も異なる。これらを同列に扱い、しかも医薬品の土俵で評価するテスト方法は果たして適切か――こうした疑問の声が、多数の業界関係者や研究者から上っている。