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DgS、店舗増加で市場拡大 17年度健食販売額、4.6%増で2000億円突破

経済産業省は先月27日、商業動態統計速報を発表、ドラッグストアでの2017年度の健康食品販売額は前年度比4.6%増の2,083億円に拡大した。店舗数の増加によって、健康食品にとどまらず、調剤医薬品から食品まで、全ジャンルで販売額が増加した。

17年度のドラッグストア販売額トータルは6兆1,612億円で、前年度比6.4%増。調剤医薬品、OTC医薬品、ヘルスケア用品、健康食品、ビューティケア、トイレタリー、家庭用品・日用消耗品・ペット用品、食品など全ジャンルで販売額が前年度を上回った。

ドラッグストアを牽引するのは「食品」だ。17年度の販売額は1 兆6,603億円で全体販売額の27%を占める。伸び率も9.3%増で最も高かった。サプリメント、ダイエット食品、粉末青汁、健康茶などを対象とする「健康食品」は2,083億円で、前年度比4.6%増。ドラッグストア販売額に占める割合は3.4%だった。

ドラッグストア好調の背景には店舗数の増加がある。17年度の店舗数は1万5,198店舗で、前年度比4.7%増となった。都道府県別では、東京都が約1,700店舗で最も多くなっている。

商業動態統計は百貨店、スーパー、コンビニ、家電大型専門店、ドラッグストア、ホームセンターの動向を調査。ドラッグストアにおいては健康食品を調査対象としている。

ウェブでは一部を公開。記事は「健康産業新聞 1644号」に掲載しています。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50頁)定期購読のお申し込みはこちら

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