健食市場のなかでも好調なのが美肌を中心とした美容訴求商材。美肌素材の代表格・プラセンタが好調をキープするほか、本紙の受託調査では幹細胞、コラーゲン、ヒアルロン酸などが上位にランクイン。機能性表示食品でも、「美肌」カテゴリーはセラミドやN-アセチルグルコサミンなどの素材が機能性関与成分として届出受理。「肌」対応製品は100品に迫る勢いで、美肌市場の活性化が期待されている。このほか、ヒアルロン酸原液コスメなど、注目の美肌コスメもあり、美肌素材においては食品素材だけでなくシェアを拡大している化粧品原料もみられる。
<食品>
機能性表示食品、「肌」対策100品超
市場に流通する美肌系素材は、松樹皮抽出物、フルーツ・ハーブ・花由来から、食経験豊かな米や焼酎由来品など多彩。食品では「食べる日焼け止め」「機能性表示食品」など、機能訴求型のインナービューティ商材が市場を底上げしている。
本紙が毎年6月・12月に実施している健康食品受託加工・製造企業調査でも、トップはプラセンタ、2 位には幹細胞がランクイン。3位はコラーゲン、4位はヒアルロン酸だった。2018年の人気受注素材予想でも1~4位は同じ結果となっている。
美肌を中心とした美容訴求商材は、ダイエット素材と並び健康食品市場を牽引している。美肌の代表格であるプラセンタは圧倒的な知名度を誇り、その人気に肩を並べるコラーゲン、機能性表示食品制度ではこれまで以上に注目を集めるヒアルロン酸やセラミドといった大型美容素材とともに、サプリやドリンク、化粧品など幅広く採用が続いている。機能性表示食品は、「美肌」カテゴリーでは、ヒアルロン酸やセラミド、N-アセチルグルコサミン、プロテオグリカンなどの素材が機能性関与成分として届出受理。「肌」対応製品は100品に迫る勢いで、美肌市場のさらなる活性化が期待されている。抗酸化をテーマにしたアンチエイジング原料は引き続き人気……
<非食品>
ヒアルロン酸原液コスメなど注目の美肌コスメも
美肌素材において、食品素材だけでなくシェアを拡大している化粧品原料もある。その体感性の高さが注目され、機能性化粧品原料として急伸している……
ウェブでは一部を公開。記事は「健康産業新聞 1645号」に掲載しています。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50頁)定期購読のお申し込みはこちら
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