医療法人社団森愛会鶴見クリニック理事長の鶴見隆史医師による講演会「真実の医療」が先月13日、都内で催され、医療従事者など約200人が参加した。
講演「酵素医療に基づく臨床例」に登壇した鶴見氏は、30年以上にわたり、薬を使わずに、栄養学、ファスティング、サプリメント、温熱療法などを用いた治療を実践。末期がんや免疫系難病治療を中心に豊富な改善実績を紹介。抗がん剤は「免疫低下の極致」と語り、「原因を、食事、ライフスタイル、意識など多方面から改善することが重要」と語った。
講演「ガンにならない~5つのヒーリング・メゾッド」には、医療・環境ジャーナリストの船瀬俊介氏が登壇。健康・長寿の秘訣として、(1)少食、(2)菜食、(3)長息、(4)筋トレ、(5)笑い――の5点に言及。また、90年代を境に、米国でがんが激減する反面、日本では増加の一途にある点に触れ、「米国では代替医療が常識に。日本は抗がん剤のゴミ捨て場になっている」と語り、「自然に近づくほど健康になる」と強調。さらに、鶴見氏が30年前より治療で実践するファスティングについて、「ファスティングは“メスのいらない手術”」「空腹になると、自然治癒力のスイッチが入る」など分かりやすく解説した。
本記事は「健康産業新聞 1645号」に掲載。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50頁)定期購読のお申し込みはこちら