大豆「まるごと」ニーズ高まる
黒大豆種皮・ビタミンK2に注目
さまざまな機能性成分が注目される大豆。イソフラボン上限値問題に端を発する混乱は終息し、市場は回復基調にある。大豆タンパクの機能研究は世界規模で進展。特定がんのリスク低減機能なども脚光を浴びた。最近では黒大豆種皮抽出物、ビタミンK2などの素材提案も相次ぎ、市場の見通しは明るい。一方、大豆バー『SOYJOY』など、特定の成分ではなく大豆「まるごと」を使用した機能性食品の市場が拡大してきた。大豆粉独特の食感や風味がブームになりつつある。日本人の食生活の上で必須アイテムといえる大豆。消費者の安心感をベースに、大豆市場は拡大を続ける。