「栄養問題は生命の維持からアンチエイジングへ」(中村氏)
日本未病システム学会が1日、2日両日都内で「未病と栄養」をテーマに開催。栄養学的な側面からの特定健診・保健指導の検討や、ラクトフェリンや大豆イソフラボン、シソなどの素材の機能性に関する研究発表が多数行われた。 (中略) 神奈川県立保健福祉大学教授の中村丁次氏は、栄養状態の評価について言及。現代の食生活が多様化したために、低栄養と過剰栄養が混在している状態であることを指摘。そうした現状を説明した上で、未病としての栄養状態の評価は、潜在性欠乏状態と過剰状態で評価するべきとした。また、栄養問題は生命の維持からアンチエイジングへと目的を変えているとの見解を示した。