北海道の健食売上高、200億円強(5%増)へ
バイオ産業、2年後に500億円目指す
国内の健食市場が官製不況の影響で伸び悩む中、安定成長を続けるのが北海道の健食産業だ。北海道経済産業局によると、健康食品を含むバイオ産業は8年連続で売り上げを伸ばし、2007年売上高は前年比9.4%増の約300億円となった。本紙の取材によると、北海道の08年健食売上高は同5%増の200億円強に上ることが判明。新たな産業育成を目指す行政側の強力なバックアップや、エビデンス重視の商品開発、独自の販路構築などが成長を支える要因となった。産学官連携による機能性食品の開発が各地で進む中、地場産業活性化の成功モデルとして、数々の有力商材を発信する北海道の健食産業を検証する。