総務省統計局は先月29日、2017年の「家計消費状況調査年報」を公表、健康食品のネットショッピング支出額は前年比35%増と急伸した。
2人以上世帯における17年のネットショッピング利用世帯の割合は34.3%で、前年から6.5ポイント増加。支出金額は1ヵ月平均で1万586円となり、前年比24.0%増と大きく伸びた。出前や紳士用・婦人用衣類などの支出が増えた。
支出割合が最も高いのは「旅行関係費」で22.9%を占めた(円グラフ)。「健康食品」については427円で、前年比35.1%増となった。
ネットショッピングの支出金額を世帯主の年齢階級別にみると、40歳未満が1万4,928円(前年比25.2%増)、40代が1万5,242円(同24.7%増)、50代が1万5,842円(同19.9%増)、60代が9,435円(同27.8%増)、70歳以上が4,723円(同32.5%増)となり、いずれも2ケタ増に。金額ベースでは50代がトップとなっているが、伸び率は70歳以上が最も高かった。
同調査は約3万世帯を対象に実施。2015年1月分から、健康食品や化粧品など22品目を対象に、ネットショッピングに関する詳細調査を始めている。
本記事は「健康産業新聞 1648号」に掲載。「健康産業新聞」(月2回発行/1号あたりの平均紙面数は約50頁)定期購読のお申し込みはこちら
<関連記事>
・健食等ネット監視、54社に改善要請 -消費者庁-
・17年度「総世帯」サプリ支出、2.7%増に -総務省統計局-
・健食ネット通販の支出トップは50代 -総務省統計局「17年 家計消費状況調査」-
・健食ネット通販が10ヵ月連続2ケタ増(総務省統計局発表)