メタボ対策――民間が主導
官製健診制度進まず企業・民間で「行動変容」
今秋と見られた特定保健指導の本格化は、年明けにずれ込むとの公算が強まっている。4月にスタートした特定健康診査・特定保健指導(メタボ健診)。健診は順調だが、制度の目玉である保健指導はデータフォーマットの統一化作業などで大幅に遅れている。保健指導の中で健康志向惣菜・弁当、トクホ・一部のサプリメントなどが、指導用教材として活用されるような直接的な市場拡大はさらに先になりそうだ。一方、メタボの一般認知は95%との調査結果もあり、メタボ市場拡大に期待する声は依然高い。市場ではトクホや健康食品をはじめ、健康機器、体組成系、フィットネスゲームなど、メタボ対策商品のPR合戦が繰り広げられている。